Chap19-1 ワークフロー

Chap19-1 ワークフロー

サイトを「作って終わり」にしないように、何のためにサイトを作るのか、必要なのかを考えることが大切です。ここでは、講座内の最も重要な部分を紹介しておきます。
Webサイトができるまでの流れについて理解することが目的です。

コンセプトメイク

サイトを制作する前に、必ず把握しなければいけないのが「目的」です。
この「目的」が曖昧になると、サイトの意味・意義も曖昧になってしまいます。
「目的」を明確にするためにも、3つの目的に分けて整理し考える必要があります。

サイトを作るための3つの目的

クライアントの目的

依頼する理由「希望・要望」、抱えている「問題・課題」

サイトの目標やゴール

ユーザーの目的

困っていること、サイトで「したいこと・知りたいこと」

サイトのコンテンツ

制作者の目的

クライアントとユーザーの目的を満たすために「必要なこと」

サイトのコンセプト

Master
Master

“コンセプトメイク”のフェイズでは、この3つの「目的」を見つけるための作業工程になります。

クライアントの目的と制作者の目的の違い

クライアント
クライアント

デザインをカッコよくして欲しい

クライアントの目的?

「カッコよくして欲しい」理由まで、深く考えていないかもしれない。本当に望んでいることは何かを考える必要がある。
「困っていること」=「カッコ悪い」ではない。

制作者
制作者

かっこいいデザインにします

制作者の目的?

「カッコよく」作るだけなら、誰でもできる。
「カッコいい」サイトの先に見えてくるものを考える。
「必要なこと」=「カッコいい」ではない。

サイトの目標・ゴールは「カッコよくなった!」ではないでしょう。

ユーザビリティの重要性

「特定の利用状況において、特定の利用者によって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ・効率・利用者の満足度」

ISO 9241-11:2018「ユーザビリティ定義」(JIS Z 8521:2020)

「使いやすい・操作性」だけではないユーザビリティ

サイトを作る上で「使いやすい」を考えるのは当然です。
ではなぜ「使いやすく」ないといけないのでしょう。その答えは、ユーザビリティの定義文から読み取れると思います。

利用者に「必要・便利・納得」してもらうための「使いやすさ」と、クライアントの希望・要望に応えるための「使いやすさ」が、制作者に求められています。

制作者に求められているのは、クライアントとユーザーを満たす「コンテンツとデザイン」です。

コンセプトメイクは、この「コンテンツとデザイン」の方向性を見出す作業になります。

標準規格におけるユーザビリティの定義、ユーザビリティを左右する要素、UI改善のためにはユーザーの思考回路の理解が必要であることを、順を追って説明します。
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