他のメディアとWeb、一般的な文章とHTMLの文章の違いについて理解するのが目的です。
他のメディアとの違い
メディアとは、情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置のことを指します。
人は、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って、あらゆる情報を受け取っています。
特に、テレビ・ラジオ・印刷物・Webから得られる情報は、この五感のうちの視覚・聴覚・触覚を使って受け取ることができます。
Webが登場するまでのメディア(テレビ・ラジオ・印刷物)では、お互いの長所・短所を補い合いながら、さまざまな人へ情報を発信していましたが、Webをうまく活用することでもっと効果的に情報を伝えることが可能です。

メディアはその利用者を奪い合うために競争するのではなく、便利で価値のある情報を提供するために、もっと互いに支え合う必要があると思います。
一部の印刷業界では、Webへの取り組みが遅れたため、業界全体で危機的状況に陥った経緯が見られましたが、完全な電子化を推めるのではなく、共存し価値を高める活用方法があると思うんですけれどね…
Webはさまざまな技術と連携することで、より多くの人へ平等に情報を伝えることができる、唯一のメディアと言えるでしょう。
より多くの人へ平等に情報を伝えるために必要なのが、文章・言葉+HTMLタグとWebアクセシビリティです。

全盲のWebエンジニアの方が、視覚障害者・Webエンジニアの両方の立場で、最近のWebについてお話しされているので、ぜひご覧ください。
WEBアクセシビリティ
障害者差別解消法(正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)の改正法が、2024年4月1日より施行されました。
この改正法では、これまで努力義務とされていた障害者への合理的配慮の提供が法的義務に格上げされ、民間事業者のWEBサイトやWEBサービスにおいては努力義務となります。
これにより、多くのWEBサイトヤサービスでもWebアクセシビリティが重視され、必須となります。
一般的な文章とHTML

動画7分40秒あたりの小見出しに誤りがありました。
「文書構造(情報の記録、伝達、保管などに用いられる〜)」と
メディアの意味が残っていましたが、
正しくは「文書構造(文書を構成する文章ごとの役割。見出しや段落、箇条書きなど文章の構成する各パーツを含んだ文書)」となります。
HTMLでは、タグを使って文章に意味・役割・性質を与えて、ブラウザへ情報を受け渡しています。
ビジュアル(一般的な)ブラウザでは、見てわかりやすく大きさや間隔を開けて、文章を見やすく読みやすく表示してくれます。
また、CSSを使ってその見た目をコントロールすることで、よりわかりやすくすることも可能です。
ではノンビジュアル(非一般的な)ブラウザではどうか?というと、HTMLタグによって正しい文章の順番や、リンク箇所のサポートを音声や点字によって、利用者へ伝えています。
HTMLタグが適切に使われていないと、こうした利用者はページを容易に利用することができないことになります。
そもそも、文章が画像化されていると読めない(聞こえない)、見た目を優先した文章の順序だと意味が分かりにくい、といったことに繋がってしまいます。
Webページでは、読みやすく分かりやすい文章を、見出しや段落、箇条書きなどの文書構造を持つタグを使って、すべての利用者に伝わりやすいページを作成する必要があります。

